ここは浅草六区、路地裏の骨董店。
叶わぬ想いが、ここで結ばれる・・・こともある。
ゆめのまにまに

ゆめのまにまに

ディケイド設立30周年記念映画
  • 【監督・脚本】
    張元香織
  • 【キャスト】
    こだまたいち 千國めぐみ
    遊屋慎太郎野口千優澁谷麻美北澤浩志郎
    岩谷健司内藤正記松浦祐也和田光沙玉りんど藤井千帆
    岡部ひろき浦山佳樹泉拓磨高橋綾沙藤入鹿原風音
    三浦誠己山本浩司
    中村優子村上淳
  • 【主題歌】
    酔蕩天使「サンローゼ」(HILLS RECORDS)
  • 【企画】
    佐伯真吾
  • 【撮影監督】
    山崎 裕
  • 【音楽】
    磯田健一郎
  • 【録音】
    森英司
  • 【美術】
    櫻井啓介
  • 【編集】
    菊井貴繁
  • 【サウンドデザイン】
    弥栄裕樹
  • 【ヘアメイク】
    寺沢ルミ
  • 【助監督】
    二宮崇
  • 【製作担当】
    金子堅太郎
  • 【スチール】
    横山創大
  • 【特別協力】
    浅草・東京蛍堂
  • 【製作】
    ディケイド
  • 【配給】
    スールキートス
  • 【宣伝】
    フリーストーン
  • 101分/16:9(1.78:1)/5.1ch/2K/カラー/2022
  • 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

イントロダクション

東京・浅草六区に実在する古物店「東京蛍堂」を舞台に、人と時間が交差していく日々を描いた本作。少し変わった店主と店番の青年、店にやってくる人たちとの不思議な関係。それぞれの理由でこの店に集まる人々。好きなものを求め、譲れないものを抱え、そして大切な人を探して。骨董品に囲まれた店内で時空を超えて、人や物が出会っていく物語。
さらに見る

ストーリー

東京・浅草六区に佇む、とある古物店「東京蛍堂」。
不在がちな店主・和郎(村上淳)に代わり、毎日店番をするアルバイトのマコト(こだまたいち)。客足が遠のいて久しい店には、それでも毎日のように誰かしら人が出入りする。馴染みの仲見世の店主、町内会の人びと、古着物蒐集家たち、骨董マニア、女子高生など...。
夏の終わりのある日、訳ありそうな一人の女性・真悠子(千國めぐみ)が店にやってくる。どうやら、店主に逢いに来たようだが、店主をさけているようにも見える。店に入って、何を物色するでもなく、ふらりと現れては、ふらりと店を去る彼女。マコトは次第に、毎日足繁く店に通うその彼女のことが気になり始めるが・・・。
ロケ地: 東京蛍堂
浅草六区の路地先に構える古道具店。
大正時代をメインのコンセプトに、古着からアクセサリー、生活雑貨まで取り扱っている。

スタッフ&キャスト

[キャスト]

  • マコト役 こだまたいち

    マコト役こだまたいち

    プロフィール
  • 真悠子役 千國めぐみ(ちくに めぐみ)

    真悠子役千國めぐみ(ちくにめぐみ)

    プロフィール
  • 唐子役 中村優子(なかむら ゆうこ)

    唐子役中村優子(なかむら ゆうこ)

    プロフィール
  • 和郎役 村上淳

    和郎役村上淳(むらかみ じゅん)

    プロフィール

[スタッフ]

  • 監督・脚本 張元香織(はりもとかおり)

    監督・脚本張元香織(はりもとかおり)

    プロフィール
  • 主題歌 酔蕩天使(よいどれてんし)

    主題歌酔蕩天使(よいどれてんし)

    プロフィール

コメント

  • 監督・脚本: 張元香織(はりもとかおり)

    「理由もなく惹かれる、直感的にいいと思う、好きで欲しくてそばに置きたい、頭から離れず夜も眠れない!
    そんな強い感情について、私はよく考えます。
    それは時には行き過ぎたり偏ったり、まさに人を盲目にする感情のことです。
    そんな感情はどこから来てどこへ行くのか。
    その思考のテーマは、古物店を舞台にすることで、映画の世界観にぴったりとはまりました。
    あとは、そこから受け取ったものを、流れの(まにま)に、脚本に描いていきました。
    東京・蛍堂のような古物店は、モノだけでなく様々な色濃い感情エネルギーが集まり、留まり、放出される場所なのです。
    皆さんにこの映画を観てもらえること、とても楽しみにしています。
  • マコト役: こだまたいち

    今回のお話を頂いた当初、張り切るあまり撮影地である浅草六区・東京蛍堂を中心としたありとあらゆる道をゆき、何時間も何十周も台詞を唱え、、、初主演のプレッシャーと興奮をマーキングしながら歩き回っていました。
    張元監督が作品の根底にあるテーマ性や人物像を丁寧に紐解きながら、穏やかに熱心に肩をほぐすような話し合いを重ねて下さったお陰で、緊張していた自分も徐々に静かな集中力をもって臨めるようになりました。
    同世代や下の世代の新人俳優の皆さんと切磋琢磨しながら撮影に向かっていけたこと、現場で先輩方の胸を借りながらお芝居の楽しさに改めて気づけた事、その経験は宝物です。
    1991年3月、ディケイド設立と時を同じくして生を受けた自分も、同様に節目の年を迎えました。十分な過去も、十分な未来もあります。
    その中で続けていく事、大事に育んでいく事、何を手に入れ何を手放すか、その選択は執着ではなく愛着によるものなのだという浪漫が、今作の最大のテーマの一つとしてスクリーンに映っていると僕は信じています。
  • 真悠子役: 千國めぐみ(ちくにめぐみ)

    浅草で蒸籠を転がしたことがあります。買ったのを包んだ風呂敷の結び目が解けてしまって、落ちてゴロゴロ転がってしまったのです。大慌てでしたが、地元の人たちが蒸籠は珍しいな、と笑いながら拾い集めてくれました。
    そうか、浅草の人たちはここを訪れた人間の色んな瞬間を見てきているのだ。そう思いました。それこそ、解けたり転がったり、人間のいろいろな様を。
    初めて蛍堂を訪れた帰り道でのことです。7月5日、私の誕生日でした。
    この映画の、人間の時たま可笑しくもある営み、その人間と共に過ごした古物たちが吐く濃密な空気、それらを包む浅草という街をつくる人々の様は、皆さんの目にはどう映るのでしょう。ビールを飲み飲み、お喋りしたい気持ちです。
  • 唐子役: 中村優子(なかむら ゆうこ)

    蛍堂は、混沌とした浅草の一角にひっそりと在る。異世界への、入り口のように。
    足を踏み入れる登場人物たちを待つのは、圧倒的なモノ、モノ、モノ。
    時間や物語を経て、ただ、そこに存在するモノとの邂逅。

    大切にされたモノには、大切にした誰かの人生がある。モノに見つめられる時、私たちは、心許ない自分自身の人生を、やはり、大切にしたいのかもしれない。

  • 和郎役: 村上淳(むらかみ じゅん)

    よく若いころに絶大な信頼をしている
    人生の大先輩にこう言われた
    "才能は常に意識しなければすぐに斬れ味が落ちる / センスはいいとかわるいじゃないあるかないかだ"
    僕はこの作品の完成を見たときに強く思い返した言葉です
    張元監督とは初対面ですし作品に出演するのも演出を受けたのももちろん初です。現場単位での体感で"いい現場"だな=で必ずしも"素晴らしい作品"にはならないことも多くあるのですが
    非常に素晴らしい現場でしたし
    なりよりこの初号検定試写を見たあと数ヶ月は"この作品の素晴らしさの記憶"を書き換えたくなくて新規で映画をみませんでした。我が社DECADEは押し売りするような大きな体制もなくつつましく謙虚に業界の隅のほうでやらせていただいている事務所ですが
    こうして胸をはれる作品を素晴らしい監督・座組・キャストでやれたことのありがたさを肝に命じてまたさらに映画にまい進したいと思います。みなさまもしよろしければ"新しい才能"もしくは"素晴らしい才能"が惜しみになく投影されるスクリーン体験をぜひに。

劇場情報

地域 劇場名 公開日
東京 ユーロスペース 上映終了
神奈川 シネマ ジャック&ベティ 上映終了
愛知 名古屋シネマテーク 上映終了
大阪 シネ・リーブル梅田 上映終了
京都 アップリンク京都 上映終了
兵庫 Cinema KOBE 上映終了
福岡 KBCシネマ 上映終了
宮城 チネ・ラヴィータ 上映終了
群馬 シネマテークたかさき 上映終了
栃木 小山シネマロブレ 上映終了